YouTubeの収益化って無理ゲーに思えますよね。収益化には登録者が1,000人、総再生時間が4,000時間も必要なんて聞かされると、たまったものではありません。
しかし、だからと言って諦めたいわけでもなく、なんとか収益化してお金を稼ぎたいはずです。
そこで、この記事ではYouTubeの収益化が無理ゲーだと言われる理由、収益化の攻略方法、攻略した後にやるべきことを解説していますので、ぜひご覧ください。
YouTubeの収益化が無理ゲーだと言われる理由
そもそも無理ゲーだと言われる理由は以下の通りです。以下を把握すると、いま対策すべき点も分かるかと思います。
参入者が多いから
2025年1月現在はすでに、YouTubeの参入者が多いため無理ゲーだと言われています。
参入者は増えているものの、YouTube視聴者の母数はそこまで増えていないと言われており、再生回数の取り合いになっていることが予測できます。
特に2020年のコロナ禍を機に、芸能人などの多くの新規参入者が増えました。
収益化条件が厳しいから
収益化の条件が厳しいと言われている背景もあります。
YouTubeで収益化をするには、チャンネル登録者数が500人または1,000人以上の状態で、公開した動画の総再生時間が3,000〜4,000時間以上である必要があります。
上記の条件をクリアした状態で収益化申請をしても、動画内容がYouTubeのポリシーやガイドラインに引っかかり、申請が却下されるケースもあるため厳しいと言われています。
必要なスキルが多いから
収益化をするには動画を制作して継続的に投稿する必要があるため、さまざまなスキルが必要です。
ひとことに「動画制作」と言っても複数の意味があり、企画・構成・撮影・編集とおおまかに分類しても4種類あり、すべて一人でこなすには厳しいと言われています。
インフルエンサーなど、大きなチャンネルに成長させている人たちはチームを組み、それぞれで役割分担して運営をしている事実もあります。
収益化までに時間がかかるから
収益化までにはおおよそ、6ヶ月〜1年以上かかると言われています。
中には3ヶ月以内で収益化に成功したケースもありますが、収益化までの期間に関する記事をたくさん調査した結果からお伝えすると、上記の期間が平均的でした。
多くの人が継続困難になり途中で挫折してしまうため、無理ゲーだと言われています。
YouTubeの収益審査に落ちるから
チャンネル登録者数と動画の総再生時間をクリアしていても、審査に落ちてしまうことがあります。
「収益化条件が厳しいから」でもお伝えしましたが、動画内容がYouTubeのチャンネル収益化ポリシーやコミュニティガイドラインに違反していると、収益申請が却下されることがあります。
また、審査に落ちた場合YouTubeから詳細な原因は教えてもらえず、どの動画に問題があるのかを自身で見つける必要があります。再申請までには最大90日間待つ必要があるため、時間もかかるし審査にはなかなか通らないということが、無理ゲーだと言われている理由の一つです。
YouTubeヘルプ(チャンネル収益化の不承認に関するよくある質問)
今からYouTubeで収益化することは可能なのか
2025年1月現在のYouTube市場は参入者が多く競争が激しいことは事実ですが、戦略的にチャンネル運用を行い、努力を継続すれば十分収益化は可能でしょう。
たとえば、語学を生かした教育コンテンツや、地元の穴場スポットや名店の紹介など専門性の高い情報を持つ動画の投稿や、ショート動画、トレンドに沿った動画を投稿するなどです。
上記のように戦略的なチャンネル運用をすることで、今からでも収益化を成功させることは十分可能だと考えられます。
無理ゲーと言われるYouTube収益化の攻略方法
収益化の攻略方法は以下の通りです。
ニッチ領域を選ぶ
エンタメ系など競争が激しいテーマはたくさんのYouTuberが動画を投稿しているため、自身が得意で情熱を注げる分野を選びましょう。ただし、視聴者からのニーズがある分野を選択することが重要です。
興味があって情熱を注げるとしても、その分野の視聴者の母数が少なければ再生回数はあまり取れないからです。
たとえば、アウトドア、ガジェット、ミリタリー系などの一定の視聴者ニーズがある分野を選択すると良いでしょう。
定期的な動画投稿をする
動画は定期的に投稿しましょう。
収益化をするには、登録者が1,000人と過去365日の動画の総再生時間が4,000時間以上になる必要があるため、計画的に動画を制作し投稿する必要があるためです。
たとえば、週に1本や2、3日に1本投稿するなどです。そのペースで投稿すると、1ヶ月に4〜10本程度の動画を蓄積できるため、総再生時間に貢献してくれるでしょう。
仮に、1ヶ月に10分の動画を5本投稿する場合は、1本あたり402回最後まで再生されると総再生時間はクリアできる計算になります。計算式は以下の通りです。
4,000時間 ÷ 60本 ≒ 67時間/本
(67 × 60) ÷ 10分 = 402回
YouTubeのルールを再確認する
あらかじめ、「YouTubeのチャンネル収益化ポリシー」や「コミュニティガイドライン」の内容を再確認しておきましょう。
内容をよく確認していない状態でチャンネル運営をすると、上記ルールに違反した動画を作成してしまう可能性があるためです。
収益化の審査が通らなかった場合は、チャンネルの多くの部分が上記2点の内容に準拠していないと審査担当者が判断したからなので、しっかりと内容を確認しておき、収益化申請した際に却下されなくすることが重要となります。
ターゲットのニーズを把握する
自身が投稿した動画の中で、再生が伸びている動画を把握しましょう。
把握することで視聴者のニーズを汲み取ることができ、次の動画制作に生かすことができるからです。
また、再生回数だけでなくコメントからも視聴者のニーズを発見できる可能性があるため、コメント内容もしっかり確認すると良いでしょう。
コメントがまだついていない場合は、同じジャンルで投稿している他のチャンネルのコメントを参考にするのも有効だと考えられます。
必要なスキルを一つずつ習得する
チャンネル運用に必要な、以下のスキルを一つずつ習得しましょう。
- 撮影のコツ
- 企画の出し方
- 動画構成の作り方
- 動画編集のやり方
- YouTubeのSEO対策
おおまかに書き出すと上記の通りになり習得すべきことが多く感じますが、最初からすべてをマスターする必要はありません。
たとえば、撮影はプロの知識や技術がなくともスマホで撮影すれば、それなりの撮影はできるはずですので、撮影のコツについては後回しにして、動画編集のやり方から学んでみよう、といった具合です。
チャンネル運営をしながら都度必要になるスキルを一つずつ学んでいくと、気が付いたときには5つとも網羅している自分がいるはずです。
YouTubeで収益化できた後にやること
収益化に成功したら終わりではなく、そこからがスタートです。
収益化後にやることは以下の通りです。
視聴者とのエンゲージメントを深める
視聴者とのコミュニケーションを積極的に取りましょう。
コメントで視聴者と交流していると親近感を抱いてもらえる可能性があり、ファンを増やすことにつながるためです。
また、ライブ配信ではリアルタイムかつ声を出して交流を図れるので、コメント以上に距離を縮められることが予測できるため、積極的に活用していきましょう。
動画の質をさらに向上させる
日々動画を投稿していく中でも、さらなる動画の質向上を図りましょう。
継続的なアップデートを行うことで、視聴者の満足度や新規登録者を増やせる可能性があるためです。
たとえば、以下のような点で質を上げる工夫をしましょう。
- 効果音の追加
- テンポの良い編集
- アニメーションの追加
上記を追加・改善し、視聴維持率の向上を図ることが重要です。
特にテンポの良い編集が大切で、スムーズかつスピーディーに話が進まない動画はすぐに観るのをやめてしまいます。また、コメントで得た意見を反映することも忘れずに行いましょう。
収益源を増やす
収益化に成功し、登録者が1,000人を超えてきたら収益源を増やしていきましょう。
広告収入だけでは、収益を大きく伸ばしていくことは困難だからです。
アフィリエイトや企業案件、メンバーシップなどの導入で収益源を増やせば、これまで以上に稼ぐことが可能となるでしょう。
動画のデータ分析をする
YouTubeのアナリティクスで、動画データの分析をしましょう。
再生が多い動画や視聴維持率を確認して改善点を洗い出すことが、さらなる再生数や登録者の獲得につながるからです。
たとえば、ソロキャンプ動画を撮影している中で、自分語りが始まったあたりで視聴維持率が落ちているから、自分語りはあまりせずみんなとキャンプの時間を一緒に過ごそう、と次の動画制作に生かすなどです。
分析と改善を繰り返せば、再生回数も新規登録者も少しずつ増えていくでしょう。
トレンドに敏感になる
常にトレンドには敏感になっておきましょう。
テレビやニュース、他のSNSで話題に上がっていることを動画に取り入れると、再生回数を取りやすい可能性があります。
たとえば新学期やクリスマスなどの、シーズンイベントに関連した動画を出すなどです。
インフルエンサーの関連動画経由で再生数が伸びることも考えられるため、トレンドに沿った動画は積極的に投稿していきましょう。
コラボ動画を作成する
可能であればコラボ動画を作成しましょう。
他のクリエイターとのコラボは、新規登録者を獲得するチャンスだからです。
登録者数が少なくても、友人やSNSで知り合ったYouTuberと仲良くなっていればコラボ撮影ができる可能性はあるため、コラボも積極的に活用していきましょう。
ブランディングを確立させる
チャンネルのブランディングを確立させましょう。
ブランディングを確立させることにより、視聴者に覚えてもらいやすくなり新規登録者の獲得につながるからです。
サムネイル、チャンネルのヘッダー画像、アイコンに一貫性を持たせたデザインにするなどです。
チャンネルのブランディングを確立している例を紹介します。
自己成長を継続させる
収益化に成功してからも、自己成長を継続させましょう。
世の中やYouTubeの流行りは常に変化します。その変化に合わせて学び続けることで継続的にチャンネル運用ができ、収益も上げられると考えられるからです。
動画制作に関することやマーケティングの学習、成功しているYouTuberのやり方を分析して、自身のチャンネルに取り入れることも継続的に行いましょう。
まとめ
YouTubeの収益化が無理ゲーだと言われる理由は、以下の通りです。
- 参入者が多いから
- 収益化条件が厳しいから
- 必要なスキルが多いから
- 収益化までに時間がかかるから
- YouTubeの収益審査に落ちるから
しかし、戦略的にチャンネル運用を行い、努力を継続すれば十分収益化は可能だと考えられます。
まずはニッチ領域かつ視聴者ニーズもあるジャンルを選定し、定期的な動画投稿をして再生回数と登録者を増やしていく努力をすることです。
YouTube活動には以下のようなスキルが必要となりますが、最初からすべて習得する必要はなく、焦らず一つずつ学びましょう。
- 撮影のコツ
- 企画の出し方
- 動画構成の作り方
- 動画編集のやり方
- YouTubeのSEO対策
収益化に成功したら終わりではなく、そこからが本当のスタートです。基本的には視聴者のニーズを満たす内容の動画制作をすることが重要になります。
視聴者としっかりコミュニケーションを取りながら、動画の分析と改善を繰り返し、着実に収益を伸ばしていきましょう。