Twitterの投稿をあまり見てもらえなかったら悲しいですよね。
役立つことやおもしろい投稿を考えて作ったのに、思ってた以上に投稿が伸びずに悩んでいる方もいることでしょう。
この記事では、Twitterのインプレッションが伸びない原因と対策14選と、インプレッションが急に減る原因についてお話しします。
Twitterのインプレッションとは
Twitterのインプレッションとは、投稿が他のユーザーのタイムラインに表示された回数のことを指します。
似た言葉に「リーチ」と「エンゲージメント」がありますが、明確に意味が異なるためそれぞれ把握しておきましょう。
リーチとの違い
リーチとは、投稿を見たユーザー数のことを指します。
たとえば1人のユーザーが同じ投稿を2回見たとき、インプレッションは2、リーチは1となります。
「インプレッション」と「リーチ」はイコールではないため、注意しましょう。
エンゲージメントとの違い
Twitterのエンゲージメントとは以下のような、ユーザーがアクションを取った総数のことです。
- いいね
- シェア
- コメント
- クリック
- リツイート
ユーザーが特定の投稿にどれだけ関心・価値を持ったのかを評価するための指標となるため、インプレッションとは意味が異なります。
Twitterのインプレッションが伸びない原因と対策14選
インプレッションが伸びない原因は以下の通りです。対策とともに解説します。
- 投稿が少なすぎる
- リプライしていない
- シャドウバンされている
- いいね周りをしていない
- 外部リンクを貼っている
- 投稿の時間帯を間違っている
- プロフィールが充実していない
- 画像や動画を全く使っていない
- 競合アカウントを分析していない
- 投稿の内容がターゲット向きでない
- 保存したくなる投稿ができていない
- フォロワーとのエンゲージメント不足
- ハッシュタグやキーワードの選定ミス
- 自分のアカウントのデータ分析をしていない
投稿が少なすぎる
インプレッションが伸びないとき、投稿が少なすぎることが考えられます。
なぜなら投稿の量が少ないと、そもそも見てもらえる機会が減り、フォロワーとの接触回数も減るからです。
たとえば、1週間に1回や2週間に1回など低い頻度で投稿をすると、もっと頻度が高い人の投稿に埋もれてしまいます。
ですので、まずは1日1投稿を目安に始めることをおすすめします。投稿ネタが思いつかない場合は、季節イベントや記念日、トレンドなどからネタを見つけましょう。
リプライしていない
他のユーザーの投稿にリプライしていないことも原因の一つです。
なぜならリプライを送ることで、送った相手のフォロワーにリプライが表示されることがあるからです。
特にインフルエンサーの投稿にリプライをすると、たくさんのフォロワーにリプが表示されるため、インプレッションを伸ばしやすい傾向にあります。
そのためリプライをしていない場合、ユーザーに見られる機会を失っていると考えられるため、インプレッションが伸びない結果になります。
シャドウバンされている
シャドウバンとは、アカウントが停止されているわけではないが、自身の投稿やアカウントが他のユーザーに表示されない現象のことです。
Twitterからシャドウバンされてしまうと、当然インプレッションを伸ばすことはできません。
当該の現象が起きる原因は、以下のような内容で投稿を繰り返している場合であると考えられます。
- 性的
- 差別的
- 暴力的
- 著作権違反
シャドウバンされているかを確認するには別アカウントでログインし、検索バーに「from:」と入力してから確認したいアカウントIDを入力して検索してください。その後、検索結果に表示されない場合はシャドウバンされていると判断できます。
シャドウバンは、3日〜5日待つことで解除されるでしょう。
いいね周りをしていない
いいね周りとは、自分のアカウントを見にきてもらうことを目的に、いろんなアカウントにいいねをして周ることです。
上記の行動は、他のユーザーの通知欄に自身のアカウントを表示させて存在をアピールできるため、実行していない場合はその分だけ見てもらえる機会を逃している可能性があります。
投稿してすぐにいいねやリツイートがされると、タイムラインに表示されやすい傾向にあるため、投稿する10分前後でいいね周りをすると良いでしょう。
外部リンクを貼っている
投稿に外部リンクを貼っていることが原因であることも考えられます。
2024年11月に、Twitterの最高責任者であるイーロン・マスクは「ポスト内に外部サイトへのリンクを貼るとアルゴリズムによって表示順位が下がり、リーチが伸びにくくなる」と言う旨の投稿に対し、「リンクはポスト内ではなく、リプライへ」と言及しています。
上記はTwitterのアルゴリズムの一部と考えることができるため、インプレッションが伸び悩むのは、メインの投稿に外部リンクを貼っていることが原因であると考えられます。
投稿の時間帯を間違っている
インプレッションを伸ばすために効果的な時間帯に投稿できていない可能性があります。
当然ですが仕事や学校の時間、寝ている時間にはTwitterを利用することができないため、人が最もSNSを見る時間帯に投稿することが望ましいです。
たとえば、以下の時間帯が効果的であると予測できます。
- 7時〜9時
- 12時〜13時
- 20時〜22時
上記の時間帯は、通勤や通学、昼食、就寝前のリラックス時間であると考えられるため、SNSを利用している人が多い可能性が高いです。
そのため、時間帯を意識して投稿することが重要となります。
プロフィールが充実していない
プロフィールが充実していないことも原因の一つです。
投稿を見た時点ではプロフィールは見えませんが、見に来てくれた人に自分はどんな人物でどんな情報を発信しているのかを伝えないと、「他の投稿も見てみたい」とならず、フォローのチャンスを逃す可能性があるからです。
プロフィールが充実しているアカウントとそうでないアカウントを比較すると次のようになります。
上記のようにどのようなアカウントなのかが明確になると、フォローされやすくなり、結果的にインプレッションが伸びることにつながります。
また、例に挙げた画像ではアイコンとヘッダーを隠しておりますが、プロフィールを充実させる上では必ず設定し、一貫性のあるデザインにするとより効果的でしょう。
画像や動画を全く使っていない
投稿に画像や動画を使っておらず、テキストのみの場合はインプレッションが伸びにくくなると考えられます。
なぜなら、Twitterのアルゴリズムの評価指標に「投稿の滞在時間の長さ」があると言われているからです。
たとえば、発信したい内容を図解で示したり動画を使いながら説明すると、滞在時間を伸ばせるでしょう。
結果、アルゴリズムに評価されタイムラインに表示されやすくなる可能性が高まるため、インプレッションが伸びると考えられます。
競合アカウントを分析していない
自身と同じテーマで発信している競合アカウントの分析をしていないことも、インプレッションが伸びない原因の一つです。
アカウント分析をせず、ご自身のやり方だけで発信している状態でインプレッションが伸びない場合、やり方に不足があると考えられるからです。
たとえば、以下の点で競合アカウントを分析すると良いでしょう。
- 投稿内容
- 投稿時間
- 画像・動画の有無
- コメントへの返信量
上記の通り、伸びているアカウントはどのような投稿をしているのかを分析し、自分にも取り入れられる部分を見つけて今後に生かすことが大切です。ただし、文章や画像をそのままコピーして使うことは避けましょう。
投稿内容がターゲット向きでない
ご自身がターゲットとするユーザー層に合った投稿内容でないと、インプレッションを伸ばしづらくなるでしょう。
ターゲット層に「おもしろい」「拡散したい」と思ってもらえないと、投稿が広まりづらいからです。
たとえば、ターゲットが「ダイエットをしたいけどなかなか痩せられない人」の場合、効果的な投稿内容とそうでない投稿内容は以下の通りです。
効果的な内容 | 効果的でない内容 |
---|---|
短い時間で効果が出るトレーニング方法 | 今日は遅くまで働いて疲れた |
ダイエットに効果的な食事内容 | 最近、資産運用を始めました |
上記のように、ご自身がターゲットとするユーザー層に合った内容で投稿することが重要です。
保存したくなる投稿ができていない
投稿を保存して、後から見返したくなる発信ができていないことも原因の一つです。
後から見返してくれると、少なくともユーザーは投稿を2回見るため、インプレッションを伸ばすことにつながります。
たとえば、お腹を凹ませるために有効なトレーニング方法3選、脚やせに効果的なトレーニング方法4選などノウハウ系の投稿をすると、保存される可能性があるでしょう。
また、ユーザーは時間をかけずにまとまった情報が欲しいと考えていると予測できるため、図解や動画、イラストなどを活用することも有効です。
フォロワーとのエンゲージメント不足
フォロワーが投稿に反応する数が少ないと、インプレッションが伸びにくくなると考えられます。
なぜなら、アルゴリズムに「エンゲージメントが低い」と判断され、タイムラインに表示されづらくなると考えられるからです。
そのため、自身の投稿に付いたコメントにいいねをしたり、返信をしてフォロワーとの関係性を深めましょう。また、投稿内容がフォロワーの求めているものと異なる場合、反応が得られにくいため注意が必要です。
ハッシュタグやキーワードの選定ミス
使用しているハッシュタグやキーワードの選定を誤っている可能性があります。
なぜなら、人気があるハッシュタグを使っていても自身の発信テーマに合っていないと、ターゲット層に届きづらいからです。
たとえば、トレーニング系のアカウントを運用している場合、効果的だと考えられるハッシュタグやキーワードは次の通りです。
ハッシュタグ | キーワード |
---|---|
#ジム | 減量 |
#健康 | 初心者 |
#筋トレ | 筋トレ |
#ダイエット | 体脂肪率 |
#ストレッチ | 有酸素運動 |
#トレーニング | ダイエット |
#フィットネス | プロテイン |
#モチベーション維持 | エクササイズ |
#筋トレ好きと繋がりたい | 体幹トレーニング |
#ダイエット垢さんと繋がりたい | モチベーション維持 |
上記はあくまでも一例となるため、自身が発信するジャンルのアカウントをたくさんフォローして、実際によく使われているハッシュタグを把握し、使用しましょう。
自分のアカウントのデータ分析をしていない
自分のアカウントのデータ分析をしていないことが原因であることもあります。
なぜなら、過去に発信した中でどんな投稿が伸びたのか、どの時間帯の投稿が伸びていたのかなどを把握することで、今後の投稿内容をブラッシュアップできるからです。
データ分析は、Twitterのアナリティクスで行えます。一番伸びた投稿はどんな内容か、文章が良かったのか画像や動画が良かったのかなどを分析し、今後の投稿に生かしましょう。
Twitterのインプレッションが急に減る原因
これまでよりもインプレッションが全然得られない、ということが起きることもあるでしょう。インプレッションが急に減る原因は以下の通りです。
投稿頻度の低下
投稿頻度の低下が原因の一つと考えられます。
なぜなら、あまりTwitterを利用していないとフォローを解除され、エンゲージメントを得られる可能性が低く、アルゴリズムにも評価されづらいと予測できるからです。
実際、だれかのアカウントを見た際、最後の投稿が1か月以上前で「活動していないのか?」「フォローしていても仕方ないな」と、考えたことがあるのではないでしょうか。
他のユーザーでも同じだと考えられるため、投稿頻度が低下したことが原因である可能性があります。
シャドウバンされている
先にも紹介しましたが、シャドウバンされると自身の投稿やアカウントが、他のユーザーに表示されなくなるため、インプレッションが急に減る原因になります。
以下のような投稿を繰り返していることが原因だと考えられるため、過去の投稿を振り返ってみましょう。
- 性的
- 差別的
- 暴力的
- 著作権違反
別アカウントでIDの頭に「from:」をつけて検索し、表示されなかった場合はシャドウバンされています。
解除されるまでの期間は3日〜5日間と言われているため、投稿などをせず待ちましょう。
Twitterのアルゴリズム変更
Twitterのアルゴリズム変更が原因である可能性もあります。
アルゴリズムはユーザーに投稿を表示する際に、どのように並べるのかを決めるルールのことです。当該ルールが変更されたことで、自身の投稿が急に表示されづらくなったとも考えられます。
上記が原因だと考えられる場合は、変更内容が公開されることは期待できないため、文字量を増やしてみたり画像を必須にしてみたりと、さまざまな対策を実施しながらインプレッションを増やす方法を探りましょう。
まとめ
Twitterのインプレッションが伸びない原因は以下の通りです。
- 投稿が少なすぎる
- リプライしていない
- シャドウバンされている
- いいね周りをしていない
- 外部リンクを貼っている
- 投稿の時間帯を間違っている
- プロフィールが充実していない
- 画像や動画を全く使っていない
- 競合アカウントを分析していない
- 投稿の内容がターゲット向きでない
- 保存したくなる投稿ができていない
- フォロワーとのエンゲージメント不足
- ハッシュタグやキーワードの選定ミス
- 自分のアカウントのデータ分析をしていない
原因はさまざまであり対策も複数あるため、試行錯誤が必要になります。
ご自身のインプレッションが増えないときでも、たくさんインプレッションを伸ばしている人はいるはずですので、伸びているアカウントを分析することも重要です。
一つ一つ対策を実施することで、これまで以上にインプレッションを伸ばすことができるでしょう。