YouTubeの再生回数、増やしたいですよね。
せっかく時間をかけて撮影して、時間をかけて編集して仕上げた動画なのに見てもらえないと悲しい気持ちになります。
しかし、実際のところ再生回数が何回になれば満足できるのか、すごい再生回数となるのか気になることでしょう。
この記事では、再生回数が1,000回でもすごいということ、1,000回でも収益化を狙えること、再生回数が伸び悩んだときの対処法について解説しています。
YouTubeの再生回数1,000回超えはすごい
再生回数が1,000回を超えたのは、間違いなくすごいと言えるでしょう。
この後紹介しますが、再生回数1,000回を超えている動画は全体の10%ほどです。コンスタントに1,000回を超えているのであれば、YouTube収益が本業の収入を超える日もそう遠くないでしょう。
1,000回以上の再生=TOP10%の存在
YouTubeで1,000回以上再生されている動画はTOP10%の存在です。
クリエイター用のコンテンツ管理プラットフォームの「PEX」は2018年と2019年のYouTube動画の再生回数を分析しました。結果、アップロードされた動画の88.4%の再生回数が1,000回未満であると判明しました。
有名YouTuberは数十万、数百万の再生回数を取っているため、1,000再生と聞くと少ない数字のように感じることが多いはずです。
しかし、1,000再生でもTOP10%の存在であるため、十分すごい数字なのです。
YouTubeの再生回数が1,000回を超えると起きる変化
再生回数1,000回を超えると、主に以下3点の変化がおきます。
収益化が狙える
再生回数が1,000回を超えると収益化を狙うことができます。
YouTubeの広告収益で収益化をするには以下の条件をクリアする必要がありますが、1,000再生を取れるようになると収益化は十分に手の届く範囲になるからです。
- チャンネル登録者数が1,000人以上
- 過去12ヶ月間の総再生時間が4,000時間以上
たとえば、10分の動画が1,000回再生されたときの再生時間は、166時間40分になります。
4,000時間÷166時間40分で計算すると約24になるため、24本の動画をアップしそれぞれが1,000再生を取ることができれば、条件の一つはクリアできることになります。
広告収益の相場は「1再生あたり0.05円〜0.7円」と言われているため、1,000再生の場合は50円〜700円ほどとなりますが、再生回数が1万回以上になれば10倍、20倍と増やすことができるでしょう。
影響力が付いてくる
収益の他に、影響力も徐々に付いてくるでしょう。
視聴者のニーズに沿った動画投稿を続けることで、再生回数とチャンネル登録者数が増えていくことが予測できるからです。
影響力が付くと、発信ジャンルのインフルエンサーになれる可能性があり、コラボ依頼の可能性が上がると考えられます。
他のインフルエンサーとコラボをすることで人脈形成をすることができるため、新たなビジネスチャンスが舞い込んでくる可能性が高まるでしょう。
活動の幅が広がる可能性がある
影響力を身につけてインフルエンサーになると、YouTube以外の活動も視野に入れられるでしょう。
なぜなら、インフルエンサーになると企業案件の話が来たり、イベント開催、商品開発などができる可能性があるからです。
たとえば、筋トレ系のYouTuberが自分のプロテインを作る、美容系YouTuberが自分のコスメを作るなどです。
上記のように影響力が付くと、動画を撮る以外の活動に手を伸ばすことができるでしょう。
YouTubeの再生回数が1,000回を超えない場合の対処法
再生回数が1,000回を超えない、コンスタントに到達できない場合、以下3点をもとに改善することをおすすめします。
伸びやすいネタを見つける
再生回数が伸び悩んでいるときは、伸びやすいネタを見つける必要があります。
YouTubeに限った話ではありませんが、ジャンルごとに伸びやすいネタとそうでないネタがあるからです。
たとえばトレンドを把握し、ニュースやSNSで話題になっている出来事をいち早く取り上げることは、多くの関心があるため伸びやすいネタと言えるでしょう。
一方、大食い企画など既に実施した人で飽和しているネタなどは、伸びにくいネタであると考えられます。
ですので、専門性が求められるジャンルの解説動画や新商品のレビュー動画など、人が気になるコンテンツで発信することが重要となります。
サムネイルやタイトルを改善する
再生が伸びづらいときは、サムネイルとタイトルの改善をしましょう。
ご自身がYouTubeで動画を観るとき、まずサムネイルを見てどんな動画か、だれの動画かを確認したあと、タイトルを見て内容をおおまかに確認しているはずです。他の視聴者もほとんど同様だと考えられるため、上記2点の改善が必要になります。
サムネイルを改善する場合は、自力でやるよりもまずは再生を多く取っているデザインを真似ると効率的でしょう。「SAMUNE」というサイトに膨大な数のサムネイルが一覧化されているので、参考にしてみてください。
タイトルに関しては100文字まで設定できますが、画面上で確認できるのは28文字までなので、できるだけ短くまとめることが重要となります。
ベンチマークのチャンネルを見つける
チャンネル運営を成功させるためには、他のチャンネルを凌駕する戦略が必要になります。
戦略を立てるためには参考にするチャンネルを見つけ、下記の点で分析しましょう。
- 投稿頻度
- 動画の時間
- 投稿スタイル
参考にするチャンネルとはつまり競合チャンネルです。ご自身が発信しているジャンルと同じジャンル且つ、再生数を多く取っているチャンネルを分析します。
たとえば、何曜日のどの時間帯にアップしているのかを確認し、視聴者がアクティブな時間を把握する、尺が長い動画でのテロップや効果音のタイミングを把握し、視聴者を惹きつける工夫の仕方を確認するなどです。
以上のように競合チャンネルからは学べることが多いため、再生数が伸び悩んでいる場合は積極的にチャンネルの分析を行いましょう。
まとめ
YouTubeの再生回数1,000回は十分にすごいと言える数字です。
普段、有名YouTuberの再生数を目にすることが多いため、小さい数字のように感じますがTOP10%にあたる再生数であることが「PEX」の分析によって証明されています。
再生数が1,000回を超えると収益化を狙うことができ、影響力を身につけてインフルエンサーになれる可能性があります。そこまでに達すると数十万、数百万単位の収益を得ることが可能となるため、十分に夢のある話ではないでしょうか。
伸び悩んだときは発信ジャンル、サムネイルとタイトルを改善し、多くの再生を取っている競合チャンネルを分析することです。分析結果を自身の動画に反映し、プラスの価値を付けていくことで少しずつ再生数は上がっていくでしょう。